2月20日(土)23時40分より、池脇千鶴主演、フジテレビ系オトナの土ドラ『その女、ジルバ』第7話が放送される。
40歳の主人公・笛吹新(うすい・あらた/池脇)を中心にそれぞれの幸せを模索しながら生きるリアルな女性の姿、また、新が超高齢熟女BAR「OLD JACK&ROSE」に出会ってから、回を追うごとに輝きを増す姿に共感と称賛の声が広がっている。
後半戦は、スミレ(江口のりこ)に続き、アララ(池脇)にも恋の予感!?突然店に現われ、アララに花束を贈った白浜峻輔(竹財輝之助)。イケメン度と対応のスマートさに、気持ちが揺れるアララ。でも店にやってきたのには、ある理由が…。
アララにも、「OLD JACK&ROSE」の面々にとっても、後に大きな影響を与えることになる謎の男・白浜を演じる竹財輝之助に、話を聞いた。
<竹財輝之助 インタビュー>
――このドラマの印象と今回演じる白浜峻輔について教えてください。
僕も、主人公の新と同じで現在40歳。つい年齢のことを言うことが多くなりましたが、そんなことを気にするのが馬鹿らしくなるような作品ですね。お姉さま方の力強いセリフが印象に残ります。
僕が演じる白浜は、一言で言うと“謎の男”でしょうか。ブラジルをルーツに持っている根無し草ですが、その部分はあまり見せないようにしようと監督とも話していて「この男、何かあるのでは?」とミステリアスな部分がうまく表現できればと思っています。
――池脇千鶴さんとの共演はいかがでしたか?
素晴らしい俳優さんだと思っていましたが、現場に行くと僕の知っている池脇さんがいなくて、すでに存在自体が“新”そのものだったんです。(BARに飾ってある)ジルバの写真も、池脇さんの表情が素晴らしく圧倒されました。
撮影は、緊張感を持って臨むことができました。池脇さんには、俳優とプライベートのスイッチの切り替えなど、いろいろ聞いてみたかったですね。
――竹財さんご自身“40歳”という年齢に重みを感じることはありますか?
年齢を重ねて「今、脂が乗ってきている時じゃない?」と言われることは多くなりました。でもここ最近、体と頭のズレを感じる時もあります。何でもないところで転んだり、階段につまずいたり(苦笑)。キャリアを積んで仕事ができるようになってきた一方で、体力は落ちていくような、反比例を感じる年代です。
それもあって、10㎏近く体重を落としたのですが、よく動けるようになって調子がいいんです。この体力を維持していきたいですね。
――男性から見て、BAR「OLD JACK&ROSE」の魅力はどこにあると思いますか?
僕も仕事で地方に行くと、数人でスナックのようなお店に入る時がありますが、こんなに綺麗で元気でパワフルな人が揃っているお店には出会ったことはありません。玄関のドアに「40歳以上」と書いてあるホステス募集の張り紙を見かけたら、興味本位でつい入ってしまうでしょうね(笑)。
BAR「OLD JACK&ROSE」の常連さんは、年配の方も多くて、おそらく社会的にキャリアがあって、家族にも弱みを見せられない年代の方だと思います。そうした方々にとって、このBARはきっと甘えられる場所なんでしょうね。
――新と「OLD JACK&ROSE」の出会いのように、竹財さんの転機はありますか?
この仕事を始めた転機といえば『仮面ライダー剣』(テレビ朝日/2004年)です。ほとんどお芝居をしたことない状態で、カメラマンさんなど現場の技師さんにもたくさん怒られ、アドバイスもいただき、俳優としてとてもありがたかったです。
また『緋の十字架』(フジテレビ系/東海テレビ制作/2005年)という昼ドラで、西村和彦さんとご一緒したときに、いろいろ教えていただいたことも思い出に残っています。たとえば「胸をつかむ時に一度体を押してから引っ張り上げると動きもつくし痛くない」といった細かいことを技術として持っておくといいと教えていただきました。
――それでは最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
背中を押してくれるセリフも多く、それぞれの生き様を感じていただける作品だと思います。
コロナ禍のストレスも多いですが「頑張ろう」「この先楽しいことがありそうだな」と思わせてくれるお姉さま方がいらっしゃるので、楽しんでいただければと思います。
僕の演じる白浜に関しては、ちょっとした異物が出てきたなと思ってくださればうれしいです。
<第7話あらすじ>
大晦日、「OLD JACK&ROSE」で大掃除をしていた新(池脇千鶴)の前に現れたのは、クリスマスにもやってきた白浜(竹財輝之助)。ブラジル育ちの白浜は、ある目的があって店を訪れていた。
その夜、幸吉(品川徹)や真知(中尾ミエ)が語って聞かせたジルバの過去は、かつて地球の裏側で起きた悲劇の物語だった…。
年が変わり1月、新は故郷・福島へ。地元でカフェを始めた弟・光(金井浩人)の激励のため、そしてもうひとつ、新は実家の両親にどうしても伝えなければいけないことがあった。
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