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一生ネタにする、爆笑問題太田が判決受け会見「それでトントンかな」ウエランの件は“お詫び”(会見レポート) - ナタリー

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爆笑問題・太田が、新潮社との裁判の判決が出たことを受けて本日12月21日、東京・京王プラザホテルにて会見を行った。

会見に登壇した爆笑問題・太田。

会見に登壇した爆笑問題・太田。

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会見に登壇した松隈貴史弁護士(左)と爆笑問題・太田(右)。

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太田および所属事務所のタイタンは、太田が日本大学芸術学部に裏口入学したとの虚偽の記事を週刊誌「週刊新潮」に掲載されたとして、新潮社に損害賠償と謝罪広告の掲載を求め東京地方裁判所に提訴。同裁判所からは本日、440万円を太田側へ支払うこと、同社のWebサイトから当該記事を削除することが新潮社に対して命じられた。なお、新潮社は控訴する意向を示している。

会見では松隈貴史弁護士(弁護士法人橋下綜合法律事務所)が判決内容について紹介したあと、太田は「まずは今回、多目的トイレを使用してしまったことに関して、一言お詫びしたいと思います。それと大晦日の番組に出るかどうかは私の口からは言えない。ご了承ください。それから、昨日私の事務所のウエストランドが、M-1(グランプリ)でなんの痕跡も残せなかった。これもお詫びしたいと思います。私からは以上です」と挨拶。その後、質疑応答に移った。

カメラマンにプシューをやる爆笑問題・太田。

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判決内容への率直な感想は「僕はタレントなのでこれからいくらでもネタにできるし、失敗やカッコ悪いこと、多目的のこともそうですけど(笑)、芸人にとってはネタですから。満足かわかんないけど、ある程度納得はしています」。「個人的な想像ですけど、(自分のことを)気に入らない人が(編集部に)いるんだろうなと。直接僕のところに来たのは若手の男の子と女の子で、僕の印象ですけど“行かされてる”感じで、『太田を告発してやる』という人たちには見えなかった」といい、「(自分を)傷つけてやれって思った人がいるのか。なんでこうなったかはわからない」と話した。

改めて強調したのは、「あの記事で一番嫌だったのは、親父の名刺が誌面の真ん中にバーンと出たこと。三郎は親父の、光は僕の名前。三と光の“三光社”という会社を若い頃に作ってやっていて、親父にとっては宝物だったと思う。その、親父が一番大切に思っていたであろう名前の入った名刺をあの誌面に載っけて、いかにも親父がヤクザとつながっていて僕を溺愛するあまり頭をペコペコ下げてお金を払って大学に入れたって書かれたわけです。生前、親孝行もできなかったけど、死んでからさらに傷つけた。週刊新潮が、というより僕自身が親父の名誉を傷つけたことが、もどかしいというか申し訳ない」という父親への思い。「それに関しては(週刊新潮側に)理解してもらいたい。いくら雑誌を売るためでもしてほしくはないなという思いがあって、それが週刊新潮の編集長さんに届いていればいいなという希望はあります。(届いているかは)わかりませんが」と個人的な重点を説明する。

爆笑問題・太田

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また440万円という金額についても「お金を取りたいというわけではないので、(この訴訟が)社会的意義として、前例となることは重要。(お金を)もらっても僕には一銭も入らないわけで。なにしろお小遣い制ですからね」とさらっと述べたが、その「社会的意義」が今回の訴訟にどれくらいあったかと問われると、「社会的意義なんて偉そうにと思うかもしれないけれど、やられっぱなしで僕がなんの文句も言わずにいたら、それは今後、ほかの人(=タレント)たちにとってもよくないだろうし。芸能界を代表して立ち上がる意識はさらさらないですが、『ここまでするなよ』というのは公に訴えたい」と回答。今回、謝罪広告の掲載は認められなかったが「電車の中出し、あ、いや中吊りというのは、人の目につきやすい。『太田裏口』っていうのだけが人々の印象に残って、こういうやって私が記者会見して説明してもそれを見聞きしない人もいるので、ぜひ載せていただきたかった」と口惜しがりつつも、「誤報であっても、謝罪がこんな1行だけということには理不尽だなという思いはありますが、その分私はテレビで露出もあります。週刊新潮は世界一好きな雑誌なので、誹謗中傷するつもりはありませんが、あの記事は一応法廷では(記事内容が真実だと)認められなかったんだよっていうのは、ことあるごとにラジオ、テレビで一生、言わせていただく。それでトントンかなと思います」と芸人らしい“お返し”で対抗していく考えを穏やかな口調で語った。

爆笑問題・太田

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裏口入学が実際にあったのかは「正直なことを言うと、わからないっていうのが僕の本音です」と、かねてよりの見方と変わらない。しかし、「父親がもしそれをやってたとしても、当然言わないですよね、息子には。親父もそれほど真面目な生き方をしていたかどうかはわからない。遺品を整理していたときに、母親が写真を全部捨てろって言うんです。見るとほとんどがホステスさんと肩を組んでる写真(笑)。相当楽しく過ごしてたんだなって思いました。反則気味なこともして生きてきただろうし、僕の口から『絶対に潔白です』とは言えない。親父だけが知っていること。でもそんなことは僕はどうでもよくて、ヤクザにペコペコ頭を下げたっていうのは、僕が抱く親父のイメージとはあまりにも違うんです。もちろん(頭を下げるようなことを)していても尊敬は変わらない。でも、そのイメージを世間に撒き散らしたことが一番許せなかった」と強調。「ただ言えるのは、前の日に缶詰になったという事実はない。まったく記憶にないから。勉強を教えたっていうジジイを法廷に呼んできて、本当に会って話しがしたかった」「細かい話をすると、(記事に苦手だと書いてあった)割り算はできるの。引き算ができない!」と自分の中で確かな部分を明らかにし、「高校3年生のときだから18歳。今82歳なんで……。すみません、引き算ができなくてね」と笑わせる場面もあった。

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