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【ドン引き】スペインの安宿で起きたトラウマ必至の実話 - ロケットニュース24

精神的なショックや恐怖が原因で起きる心の傷のことを「トラウマ」と呼ぶ。実はトラウマは英語ではなくドイツ語だそうだが、もしかしたら私は今後、トラウマを抱えて生きることになるのかもしれない。

これからお伝えする内容は1グラムも盛っていない100%の実話。ひたすら楽しくなるハズのスペイン旅行に、まさかあんなトラップが待ち受けていようとは。いつかこの出来事を「そんなこともあったな」と笑える日は来るのだろうか?

・スペインの安宿にて

私がスペインを訪れた目的は「ポケモンGO」のため。2024年6月にマドリードで開催されたポケモンGOのビッグイベントに参加するため、およそ20年ぶりとなるヨーロッパへと旅立った。

とはいえ、常に経済が火の車の私がゴージャスなホテルに泊まれるワケがなく、探したのはマドリードの安宿。子連れならいざ知らず、自分1人ならシャワーとベッドがあれば十分だ。

手配したのはマドリードの中心部に位置する安宿で、立地条件は最高。1泊当たりの価格は45ユーロ(約7625円)ほどだったが、周囲のホテルが最低でも100ユーロ(約1万7000円)くらいすることを思えば “破格” と言っていいだろう。



・いい予感

ただホテルと比べればもちろん不便はある。宿に帰るときはブザーを推して管理人のおじさんにドアを開けてもらう必要があるし、トイレやシャワーは他の宿泊客と共用。部屋にはベッドと小さな机、そして手洗いがあるだけだ。

さらに言えばスペインの古い建物にはエレベーターが付いていないことが多いそうで、私の泊まっていた4階までは階段を昇り降りする必要も。ただ私はすぐにこの安宿が気に入ってしまった。

一見、不愛想なおじさんもつたない日本語で「またね」などとコミュニケーションを取ってくれるうえ、何より歴史を感じる建物自体がとてもイイ。窓を開ければそこには「ルパン三世」のような世界が広がっている。

先述のように私はシャワーと睡眠が出来ればOK。ほとんどの時間は外出しているし、雰囲気のあるマドリードの安宿も悪くない。3泊4日くらいなら、むしろ私にとって快適な安宿になるハズであった。ところが……。



・ウソだろ

初日の夜は合計20時間のフライトを経て、私の体も疲れていたのだろう。勢いの無いぬるいシャワーを浴びているとドッと疲れを感じた。このままベッドに倒れ込みたい……と思いながら体を拭くと……



タオルがメッチャ臭いッッッ!!!!!!


それは瞬時に体が硬直するほどの圧倒的な悪臭。髪を拭く手が止まり、自然に顔がタオルに近づいていた。そんなバカな。この世にこんな臭いタオルがあるハズが無い。改めてニオイを確認してみると……



やっぱ激クサやないかッッ!!!!!


具体的には「生乾き臭」と「おじさん臭」がブレンドされたタイプのニオイで、それぞれのレベルがメッチャ高い。水分と反応すると急に本性を現すのが特徴的で、産まれたての赤ちゃんでさえこのニオイをかいだら目を見開かざるを得ないだろう。

さらにヤバかったのは “強力な残存性” だ。翌日もふとした瞬間にタオルのニオイが鼻をくすぐる。そのたびに「俺!?」と戸惑うと同時に「この悪臭を世界に放ち続けているのではないか?」と疑心暗鬼になってしまった。



・学び

いつもリュック1つで旅に出る私はタオルを持たない。ただ、あのタオル……もとい「このニオイ」と旅を続けるのは本気でキツすぎる。そう、スペイン旅行で私が抱えてしまったトラウマとは「臭いにもほどがある安宿のタオル」であった。

なお、2日目以降は試行錯誤の末、シャンプーを沁み込ませたタオルを踏んで洗いまくり、キツキツに絞ってから使用することに。これはかなり効果的であった一方で、タオルを踏んでいる最中の虚無感がハンパなかったことをお伝えしておく。

雰囲気もロケーションも最高で、おじさんの人柄にも癒されたスペインの安宿。この旅で私が学んだことはただ1つ「どんなに荷物がいっぱいでもタオルは1枚持っていこう」ということである。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.

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