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キネマ旬報ベスト・テン「ドライブ・マイ・カー」日本映画1位 - NHK NEWS WEB

その年を代表する映画を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」の1位の作品と個人賞が発表され、日本映画では濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が1位になりました。

映画専門誌の「キネマ旬報」が主催するこの賞は、その年を代表する映画を映画評論家などが投票によって選ぶ、日本で最も歴史がある映画賞で、去年公開された映画を対象に、2日、部門ごとの1位の作品と、監督や俳優などに贈られる個人賞が発表されました。

受賞の発表と表彰式はオンラインで配信され、このうち日本映画では濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が1位になりました。

この作品は、妻を亡くした舞台俳優で演出家の男性が、自身の車を運転することになったドライバーの女性と出会い、ともに過ごすうちに、目を背けていた妻の秘密と向き合っていく物語で、去年のカンヌ映画祭では共同で脚本を担当した濱口監督と大江崇允さんが脚本賞を受賞しています。

濱口監督は日本映画監督賞と日本映画脚本賞、読者選出日本映画監督賞も受賞し、「作品をトータルで評価されたことがいちばんうれしいです。賞によって作品が変わるわけではないので、自分がこの作品で何ができて、何ができなかったのかは心に留めておきたい」と喜びを語りました。

一方、外国映画ではクロエ・ジャオ監督の「ノマドランド」が1位でした。

各部門の2位以下の作品は、4日に発売される「キネマ旬報」の誌面で発表されます。

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