長嶋一茂故・石原慎太郎さんからの賛辞に感謝「『君はお父さんにない、いいものを持ってる』って」 - スポーツニッポン新聞社

　元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂（56）が、4日放送のテレビ朝日系「ザワつく！金曜日」（金曜後6・50）に出演し、1日に死去した元東京都知事、作家の石原慎太郎さん（享年89）とのエピソードを明かした。

　慎太郎さんは膵臓（すいぞう）がんを患っており、昨年10月に再発。東京都大田区の自宅で1日午前に息を引き取った。番組には次男のタレント石原良純がレギュラー出演していることから、予定を変更し、慎太郎さんの追悼コーナーを番組終盤に設けた。収録は3日に行われた。

　一茂は約20年前に当時、都知事だった慎太郎さんにインタビューしたことがあるという。「その時印象的なのは、褒められたんですよ。僕、褒められたことってほとんどないのでね」と明かした。自身と父・長嶋茂雄氏との関係を「父親が天上にいるとしたら、僕は地をはってるような人」と表現しつつも、「自慢するわけじゃないけど、『君はお父さんにない、いいものを持ってるね』って言われたの。まだ覚えてる。俺にも（いいところが）あるのかもしれない」と、うれしさを感じたという。

　茂雄氏に対し、慎太郎さんがライバル心を見せた場面にも出くわしたという。イベントの打ち上げで寿司店に行った際、慎太郎さんより茂雄氏の方がお付きの人数が多かったことがあったそうで、一茂は「『何で茂雄ちゃんの方が俺よりお付きが多いんだよ』って。そういうひがみとか言う人なんだと。その言い方はとてもかわいかったです」と懐かしんでいた。

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