平野紫耀さん「僕らの思い、届きましたか」…キンプリが初の東京ドーム公演 - 読売新聞オンライン

　人気グループ「Ｋｉｎｇ　＆　Ｐｒｉｎｃｅ（キンプリ）」が１６日、初めての東京ドーム（東京・水道橋）公演に臨んだ。

　２０１８年のＣＤデビュー以来、初となるドームツアー。所属するジャニーズ事務所のアーティストとしても、コロナ下では最初のドームツアーとなる。

　この日、５人は直径約１０メートルの観覧車に乗って登場し、昨年１０月発売のシングル「恋降る月夜に君想ふ」を歌い上げた。その後も、息の合ったダンスや力のこもった歌声を披露した。

　神宮寺勇太さん（２４）が「僕らに会いたかったですかー！」、高橋海人さん（２３）が「夢の東京ドーム。夢に付き合ってくれますか」など、メンバーが声をかけると、客席からは大きな拍手が起きた。炎やレーザーによる華やかな演出や、上方の客席と同じ高さまで上昇し、移動するクレーンなどの装置など、ドームの隅々の観客まで盛り上げようとする仕掛けが目白押しだった。

　新型コロナウイルスの感染対策で、観客が歓声を上げることは禁止された。しかし、デビュー曲「シンデレラガール」や人気曲「I　promise」、発売されたばかりの新曲「Lovin’　you」などに合わせ、ファンは手をたたいたり、体を揺らしたりして、楽しんでいた。

　「ドーム公演、気持ちよかったなんて、そんな言葉じゃ片付けられない」と喜びをかみしめた、岸優太さん（２６）。永瀬廉さん（２３）は「改めて、キンプリすごいなと思わせるものを作っていかないと」と力を込めた。平野紫耀さん（２５）は「始まるまで、本当に不安でした。一番奥まで、僕たちの表現力で伝わるのかと」と明かし、「僕らの思い、届きましたか。今日だけでは満足しません。もっともっと格好良くなって頑張ります」と話していた。

　ドームツアーは４月２日に福岡で開幕し、これまで大阪、東京（１８日まで）と巡演。５月の愛知公演までの全１０公演で４６万人を動員する予定だ。６月２９日には、４作目となる新アルバム「Ｍａｄｅ　ｉｎ」をリリースすることが決まった。

Adblock test (Why?)