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『マッドマックス:フュリオサ』監督インタビュー:早くみんなに見てほしい、反応が楽しみ! - GIZMODO JAPAN

監督にとって、大ヒット映画の続編を作るのは相当なプレッシャーを感じるはず。だからこそ、続編が前作を超えた内容になっていると映画史に名前を残せるし、その作品はずっと語り継がれます。

そして、そんな「歴史に残る続編」の中に加わろうとしているのが、『マッドマックス』シリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』。カンヌ国際映画祭では7分間にわたるスタンディングオーベーションが話題になり、今から期待の同作ですが、ジョージ・ミラー監督は公開前に何を感じているのでしょうか。

米Gizmodoの姉妹ブログであるio9が監督にインタビューしてきましたよ。

ファンの期待に応えられているかは「わからない」

2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、ド派手なアクションと独特な世界観、明快なストーリーでシリーズ4作目にして傑作と言われた作品です。

シリーズの生みの親でありレジェンドのジョージ・ミラー監督が手がける続編ということで期待値はかなり上がっていますが、監督は、観客の期待に応えられると思っているのでしょうか。

ミラー監督は「そうだといいですね」と言ってから、「わかりませんね。わからないということが、私がこの仕事を続ける原動力のひとつなんです」と話しました。

「最高の直感とスキルでストーリーを語り、世の中に出し、人々がどんな反応をするのかを見る。これは予測不可能で、私はいつも魅了されているのです」

ミラー監督は続けます。

「最初に作った映画から、私は、ストーリーの語り方を模索することに興味を持っていました。その後、どうやってストーリーを語るのかだけでなく、なぜストーリーを語るのか、という問いが加わりました。なぜストーリーは個人にとって、小さなコミュニティにとって、いや人類全体にとって人生を乗り越えて行く上で重要なのでしょうか? こういった問いが、私を作品作りに駆り立てるのです」

ストーリーが悪かったら自分の責任。良ければみんなのもの

それから、ミラー監督は神話学者ジョーゼフ・キャンベルの教えについて触れました。

「承知の通り、私はジョーゼフ・キャンベルの知恵を大切にしています。彼は、世界中のストーリーを照合し、すべてのレベルで共通するものを見出そうと懸命に努力しました。神話や宗教、おとぎ話、現代のストーリー…、あらゆるレベルにおけるストーリーテリングについて、です。基本的に、ベン図(複数の集まりの関係を視覚化した図)はどこかしらでオーバーラップします」

そして、スワヒリのストーリーテラーについて語られたことに言及しました。

「東アフリカでスワヒリのストーリーテラーの話を聞き終わったときに、こう言われたそうです。『ストーリーは語られた。もし悪かったと感じたのなら語り部である自分の責任だ。もし良いと思ったのならみんなのものだ』と。これがストーリーの面白いところだと思っています。

私はストーリーを作り終えました。これから、1〜2回はチケット購入して劇場で鑑賞する人たちに紛れて一緒に鑑賞しようと思っています。みなさんがどんな反応をするのか見るつもりですよ」

『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日(金)公開。前評判がかなり良いので楽しみです。

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