4月開幕の囲碁の第33期女流名人戦で、藤沢里菜女流名人(23)への挑戦者が3月31日、中学生棋士の仲邑菫(すみれ)二段(13)に決まった。仲邑は史上最年少の13歳0カ月で女流タイトル挑戦権を獲得。藤沢が2014年の女流本因坊戦で作った記録(15歳11カ月)を大幅に更新した。記者会見した仲邑は「こんなに早くタイトル戦に出られると思っていなかったのでうれしい。トップの先生と少なくとも2局は打てるので自分の力を出し切って頑張りたい」と話した。
仲邑は24日に女流名人戦リーグを5勝1敗で終え、首位に立っていた。4勝1敗で追っていた謝依旻(しぇいいみん)七段(32)が31日に上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(20)戦に敗れ、4勝2敗に後退したため、仲邑の単独首位が確定、挑戦が決まった。
仲邑は今期リーグで、上野に勝ってタイトルホルダーから初めて勝利を挙げたほか、女流棋士最多のタイトル27期の謝を降すなど強豪を次々と破った。
仲邑は大阪府出身。日本棋院が新設した「英才特別採用推薦棋士」の第1号として採用され、19年4月に10歳0カ月で史上最年少のプロ棋士になった。1年目は17勝7敗、2年目は21勝17敗だったが、3年目の21年は、史上最年少の12歳2カ月で棋聖戦Cリーグに入ったほか、女流立葵杯で4強入りするなど躍進。43勝18敗の好成績を上げた。
藤沢は女流本因坊、女流立葵杯、扇興杯を含め女流4タイトルを保持する女性トップ棋士。女流名人戦三番勝負第1局は4月14日、日本棋院で打たれる。
【武内亮】
日本棋院・小林覚理事長の話
想像よりも、恐ろしく早く強くなりました。成績もさることながら、内容もトップ棋士とあまり遜色がなく、藤沢女流4冠とも立派に戦える棋士だと思います。
女流タイトル挑戦年少記録
仲邑菫 13歳0カ月 女流名人 ?
藤沢里菜 15歳11カ月 女流本因坊 奪取
上野愛咲美 16歳1カ月 女流棋聖 奪取
上野愛咲美 17歳6カ月 女流立葵杯 敗退
牛栄子 17歳6カ月 女流棋聖 敗退
謝依旻 17歳9カ月 女流本因坊 奪取
※名前、挑戦決定年齢、棋戦名、結果の順
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